引退すると言いながらダラダラと続ける人が、ネトゲには多く見られますが、野球の世界のこの人は違いました。
ロジャー・クレメンス投手(アストロズ)が42歳の過去最高年齢で、過去最多の7度目のサイ・ヤング賞を受賞しました。
去年ヤンキースにいて、「辞める」と一旦公言したんですが、アストロズに行ってなんと18勝。防御率も2.98で奪三振も218とまさに圧巻です。
野球は「投手が勝利のカギだ」と言われます。
今年セ・リーグで優勝した落合監督も言ってましたが、野球なんて点取りゲームだから、相手よりも一点多くとれば勝ちなわけです。
つまり、バッティングは好不調の並があるし、9人全員のバッティングが絶好調なんてありえない。だからショボイ打順で1点しかとれなくても投手が0点に抑え、守りが完璧に守ればいいというわけ。
大体打者なんて3割打てば一流と言われるように、投手が圧倒的に有利なんですから、野球というのは「投手が抑える方」が断然計算しやすいように出来ているんです。
出来ているんですが、そう簡単なことではないのも確かです。
その中で、きっちり抑え、きっちり守れる選手こそが「計算できる選手」として優勝に貢献できるんですね。
そういった理由で投手の最優秀賞受賞者やゴールデングラブ賞受賞者に毎年注目しているんですが、やっぱり今年のクレメンスはダントツでした・・・
この調子ならまだまだいける!
と言いたいんですが、やっぱり42歳ですからね。投げる姿を見ていたいですが、ファンとしては「お疲れ様でした」と言いたい気分と半々というところでしょうか。
※そもそもサイ・ヤングって誰やねん、という話ですが、
ココに詳しく書かれています。
キャリア22年。906試合7356イニングを投げて511勝316敗。完投749試合/完封75試合。奪三振数2803。通算防御率2.63。
511勝て・・・( -_-)
※実はサイ・ヤングを越えていると言われている投手がいます。
それが
グレッグ・マダックス
サイ・ヤングですら達成していない17年連続15勝・最年少での300勝達成・
20001990年から14期に及ぶゴールデングラブ受賞はもう神の領域。