アイランドリーグで何が一番に問題になったかというと、やはり施設面。
コーチは揃った、選手は揃った、スポンサーもついた。しかしやる場所がない。
まず高知の球場はナイター設備がありません。
したがって高知のホームゲームは全てデーゲーム。
あの夏の日でもデーゲーム。
高校野球じゃないんだから・・・
平日だろうとかまわずデーゲームなので観客動員にも大きく影響しましたし、なにより選手が大変です。しかし、それでも優勝した高知。
徳島の球場はナイター設備はあるものの、「照度」が低いという欠点がありました。
よって平日ゲームは16:00開始というトワイライトゲーム。これじゃやっぱり仕事してる人は見にいけません(私も券が余りました)。
愛媛の坊ちゃんや、香川のオリーブスタジアムはプロ野球の公式戦やオープン戦が行われるほどよく整備できた球場であり、平素の練習でも選手たちがそこを使うことができました。
しかし、高知や徳島の選手は球場がイベントなどにより使えない事態がしばしば発生。
徳島の鳴門球場は社会人野球などが行われ、選手は吉野川の河川敷で練習していました。
その河川敷も夏休み期間中には小学生の野球大会で使われて、練習場がないという有様。
また、香川と
徳島にはピッチングマシンがなく、選手がバッティングセンターに通っていました(それでも2位に食い込んだ徳島)。
とにかく、野球をする環境があまり揃ってないのが今年1年の状況でした。
球場のナイター設備などは今すぐどうこうなる問題ではありませんけど。
高知や徳島が環境面でのハンデを克服して上位争いをしたことは賞賛されるべきですが、「上を目指すためのリーグ」で各チームプレー環境に差があるのは好ましくありません。