ふとしたことで行きつけの居酒屋で胸腺を食べました。
胸腺とは「シビレ」とも呼ばれ、胸骨の後ろに存在し、心臓の上部にこぶし大に存在する臓器。人間にもあります。
あぶってポン酢で食べたのですが、なんとも味がない。
しつこくないと言えば聞こえはいいですが、肉自体がモノを言いません。うまいともまずいとも言えない微妙な味。
カリっと焼いて塩なんかで食べるといけるのかもしれませんが。
ともかく珍しいものを食べることができたので、ブログのネタにもなったし満足なんですが、調べてみると、牛の胸腺に関連して以下のようなニュース記事が。
厚生労働省と農林水産省は8日、大阪港に陸揚げされた米国産牛肉に、輸入が認められていないリンパ組織「胸腺」9キロが混じっていたと発表した。
両省は、出荷したスイフト社グリーリー工場(コロラド州)の牛肉について、国内流通を一時停止するとともに、同日、米国政府に対し、詳細な調査と再発防止措置の実施を申し入れた。米国産牛肉の輸入再開が決まった7月27日以降、輸入条件違反が見つかったのは初めて。
両省によると、10月30日、同工場から輸入された冷蔵牛肉や冷蔵タン760箱(約11トン)の中に、「胸腺」が1箱紛れ込んでいるのを、農水省動物検疫所大阪出張所の職員が確認した。
胸腺は、ホルモン焼きやフランス料理などの食材となり、BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす病原体が含まれる特定危険部位には当たらない。しかし、現在、輸入が認められている品目リストには胸腺は含まれておらず、同工場が輸出することはできなかった。
両省が米政府に調査を求めたところ、工場側のミスで誤って日本側に出荷したとの回答を受けたという。
<2006年11月8日21時44分 読売新聞>
ま、まぁ実害はないようですけどね・・・。
フランス料理の食材になるんだ・・・へぇ・・・。