外食という言葉はよく聞きますが、それとは別に外食と、家庭での食事の中間ということで、「中食(なかしょく)」と呼ばれるカテゴリが存在します。
代表的なのがスーパーの惣菜。
私も一人身ゆえ、ちょくちょく購入しますが、種類は多いですし、季節をかんじさせるメニューになっているしで、結構面白いです。
一人だと、材料買って料理しても、余ったり、逆に高くついたりということもありますから、小口で売っているああいう惣菜は助かるし、重宝します。
さて、その惣菜ですが、最近は「安い、お手ごろ」といったものより、「高くてもこだわり」といった商品が増えてきました。
「○○県産~~」
「○○さんの作った~~」
青果(野菜)売り場では当たり前になっている原産地表示も惣菜コーナーにおいてはまだまだ浸透していません。天ぷらコーナーの、あのでかい蓮根やサツマイモは生のものから切ってる、なんて思っている方も多いかもしれませんが、ほとんどが中国からの輸入品で、大抵が冷凍か水煮です。
そんな現状だからでしょうか。惣菜においても、原産地を謳ったり、生産者まで謳ったりした素材の惣菜がよく売れるそうです。そういえば牛肉はかつての産地偽装事件以来、どこでもやってますね。
食に対する安心・安全意識の高まりなのかもしれませんが、別に輸入品=危険というわけではありません。農薬の残留濃度にしても検査はされていますし、それを言ったら国内の原料から農薬が検出されない可能性が0なわけではありません。実際は、消費者のイメージ(中国関連の報道などの影響もあるのかもしれない)が先行しているだけともとれます。
しかし、ながらそういった波を受けて、惣菜でも国内産、こだわり商品が売れているのも事実。
日本各地にいろんなスーパーがありますが、「中食」商品の拡大を受けて、どこも惣菜開発に注力しています。
スーパーに行ったときに、普段惣菜を買わない人も、ちょっと意識して見ると面白いものが発見できるかもしれません。