ショックなニュースが。
野球・東北独立リーグ頓挫 宮城の準備整わず
東北リーグは2004年に構想が発表され、今年の6月から、岩手、宮城の2チームでスタートする予定でした(順次増やして最終的に6チームに)。
しかし、その宮城の準備が整わず、計画頓挫。
「岩手、宮城で運営手法に違いも生じた。宮城がここに来て、下部となる少年レベルでの育成指導を優先する方針を強調」
と記事にはありますが、これはおそらく大きな要因ではないでしょう。
勘ぐりと言われるのを恐れず述べるならば、最大原因は「スポンサーがつかなかった」こと。
結局、カネがないために実行に移せないのが実状でしょう。
アイランドリーグが初年度3億円強の赤字を計上しそうだと先日書きましたが、こういった特殊団体独立運営にあたっては、なによりもその資金調達がネックとなるようです。
野球界を活性化し、その裾野を広げ、全体のレベルアップを図る。野球を志す人をすこしでもひろいあげる受け皿を作る。
理想はあっても、いざ実現させるとなると押し寄せるのは現実問題の波。
野球界を活性化させるには、まず野球をする環境を整えること。その環境を整えるということは、志ある人が集まってすぐさま実現できるものではないようです。
NPBの球団にも運営母体があるように、その「資金」を出す者が必要です。
それが地域密着の独立リーグであれば、その地元企業の応援が必要です。
前にも書きましたが、世界の最高レベルのスポーツリーグを有する国と地域(アメリカの野球や、サッカーの欧州諸国)を見てもそうであるように、企業や団体が地域、地元住民に利益を還元し、娯楽を提供する、という土壌があってこそよりレベルの高い、おもしろいスポーツが見れるようになるのです。
東北の件は残念で仕方ありませんが、こうなってくると沖縄の方はどうなんだろう・・・と。