アイランドリーグの初年度業績予想が発表されました。
約3億1500万円の赤字を計上しそうとのこと。
初期投資がかさんだのと、無料入場券のばら撒きによる収益減がひびいたようですが、観客動員数そのものはどうだったのでしょうか。
私が観戦した試合は土日が多かったこともあり、観客数1000人を超えることが多かったのですが、そのうち有効観客数(金はらっている人)が何人いたのか・・・
夏休みは子供たちを無料で招待するなど、イベントを多々行っており、やはり収益面からすれば厳しくなったようです。それ自体が悪いとはもちろん言いませんが。
1000人が全員大人として、全員が当日の1000円を払っても100万円。
3億円の赤字ですから、試合のみでどうこうなるものでもなかったわけですが、やはり重要なのはスポンサーのようです。
そこで打ち出された対策が各球団の法人化。
IBLJという親分に、おんぶにだっこで経営されていた球団が独立するわけです。
より地域に根ざした球団となってスポンサー集めに乗り出す作戦ですが、資金面でのやりくりを自分でやらねばならない分、より必死にならねばなりません。
選手たちが必死になるのはもちろんのことですが、経営者側もそれなりの努力をせねばならない。
アイランドリーグの財政がよほどの窮地に立っているともとれますが、前向きで歓迎できる動きではないでしょうか。
日本初めての独立リーグという試み。
ある程度予想されていた資金面での障害が早くも発生しました。
今年のこの構造改革を基盤にして、来年度は単年で黒字計上を目指すとしていますが、さてどうなりますか。注目です。
まぁ、カネがないために潰えるには惜しすぎますよね。