ブログなるものは日本では既に数年前から流行りだしているようですが、このブログ、単なる日記帳として扱う人もいれば、ビジネスに活用人もいて、それこそ千差万別なようです。
私が思う「ブログなるもの」の最大の利点は、情報量が格段に増えることにあると思います。
インターネットのサーチエンジンで調べたい単語や言葉やモノを検索した場合、それを書いたブログサイトにぶち当たることも多々あります。
ブログを書いている人はそれこそ何万人といるわけで、記事数も莫大な量になっています。
それが蓄積されて万人が見ることができるインターネット上に公開されているわけですから、そこから得られる情報量も増えます。
かつては特定の人、技術のある人だけがホームページを作成し、自己表現したいことを発信していましたが、今はこのブログにより誰でも「言いたいこと」を表現できるわけで、それ誰の目にもとまるようになりました。
インターネットも重要な情報伝達手段として確立された今(在外邦人の選挙権制限は、情報伝達が不便なことによるという言い訳は、インターネットなどによって解消され得るとして、最高裁によって違憲と判断されました)、そこに転がっている情報量が増えることは、その利用者全員にとっても利点になりうると思います。
ここで注意すべきなのは、情報量が増えることによって、どれが正しいのか、誤りなのかを判断する能力が各末端ユーザーに求められる点。
ただしこのリスクは、テレビや新聞といったマスコミの発達によって、かつて何度も鳴らされた警鐘ですから、皆も重々承知のはずです。
私はむしろそれも踏まえた上で、「情報量が増えることによって、末端ユーザーが取捨選択する機会がより多く与えられた」という点において、このブログの流行を歓迎したいと思います。