<IOC>野球、ソフト除外
ロンドン五輪から野球とソフトボールが除外されます。
野球は1984年ロス五輪から公開競技として、ソフトボールは96年アトランタ五輪からそれぞれ採用されましたが、北京を最後に姿を消します。
日本では野球・ソフトボールは非常になじみのスポーツですが、他地域(特にヨーロッパ)では全く人気のない種目です。
とりわけ球場のないロンドンでは、球場建設に費用がかかり、さらに五輪後の再利用も難しいという点が、IOC委員の票を得られなかった要因であると言われています。
野球は今年、シーズンオフに日中韓台の各リーグ優勝チームによって行われるアジアカップの実施が予定されています。
数年前まで野球に全くなじみのなかった中国ですが、最近はプロリーグもでき、五輪にむけて代表強化がすすめられるなど、なかなかの白熱ぶり。
野球はアジアを中心にこういった普及を進め、現在同じく盛んな北米地区と一緒になって、さらなる国際化を進めていくべきでしょう。IOCの頭の硬い委員さん達に「一般的」なスポーツとして認知されるよう、これから努めるしかありません。
ソフトボールも最近ではヨーロッパで人気が出ており、プレー人口も増えていると聞きます。
要するに、今回の不採用で「終わり」ではなく、次なる復活を目指して野球・ソフトボールの普及に尽力しましょう、と。
野球が国民的スポーツの地位として確立されている国、つまり日本やアメリカが旗を振ってその先頭に立つのは、ある意味「責務」と言えるのかもしれません。