中国産タケノコ水煮を「国産」 生産者写真も偽装
中国産のタケノコやフキなどの水煮を熊本県産などと偽装表示して販売したとして、農林水産省は16日、農産物加工卸「たけ乃子屋」(愛知県一宮市)に対して、JAS(日本農林規格)法違反に基づく改善を指示した。また、京都府など1府3県も、取引先で偽装表示に協力した4業者・団体に改善指示をした。たけ乃子屋は、協力した会社の社員をタケノコの国内生産者に仕立てるため、スナップ写真と称して撮影し、袋に印刷していた。
この「たけ乃子屋」のように大々的に報道されている他に、今年は各地で筍業者(水煮パック業者)が不正表示の改善命令を受けています。特に九州。
スーパーに入るとまず青果コーナー(野菜や果物)のコーナーがあります。そこに置かれている筍や蓮根や山菜の水煮パックを製造している人々です。
食品の中国問題の後、こういった商品は国産品へと切り替えが進んでいますが、筍にしろ何にしろ、国産原料の収穫量に比べて、市場の流通量があまりにも多いのが事実です。
たたけばほこりが出る所ばかり。
今後もこのニュースが続きます。農水省がローラー作戦で片っ端から調査に入っているからです。今、九州を鹿児島から北上していっていますが、その先には国産筍の一大産地である福岡県八女市があります。ここも缶詰、パック業者が多い。さてどうなることやら。
来年は新モノの国産筍があまり出てこないかもしれません。
国産の場合、獲れた分だけがきちんと出回るとどうなるか。今後に注目です。